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zoom RSS 三島由紀夫の内的風景

<<   作成日時 : 2007/08/02 17:39   >>

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 2007年8月2日
 第2回

     「荒野」からの声    (その1)

 三島由紀夫(1925〜1970)に『荒野より』という短編小説がある。1966(昭和41)年10月号の文芸雑誌「群像」に発表された。そのおおよそ四年後、1970(昭和45)年11月25日に、三島は割腹し自害する。
 この作品に記述されている事件自体は、作品の中味から考えても、総て事実に基づいていると考えられる。その点で、三島の数多くの小説の中で特異な位置を占めていると言えるだろう。
 作品は、一人の青年が三島邸に侵入した事件(新潮社、決定版三島由紀夫全集42巻の年譜によると、1966年の6月下旬のことになる)の経過と、それに対する作者の考察によって構成されている。
 この作品の鍵になる主要な言葉は、青年が三島に対して都合三度口にした「本当のことを話してください」と、題名にも用いられている「荒野」だろう。
 まず、「本当のことを話してください」から考えてみたい。この作品の最後は、「その意味は解せぬが、あいつは私に、本当のことを話せ、と言った。そこで私は、本当のことを話した。」という文章で終わっている。この終わり方からも、作者も「本当のこと」が、この作品の重要な眼目であることを、明らかに意識していると考えられる。

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