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zoom RSS 「円谷順一」探訪行

<<   作成日時 : 2010/11/29 15:21   >>

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(その4)
 今回の枚方行から得たものではないが、円谷順一が撮った数多いモデルの中で、私が最も重要だと思うと同時に強く惹かれる人物について述べたい。画像左上段の画像の中の、腰を落として尺八をしている人物だ。(立っている若者の陰部は、雑誌自体黒く塗られている)(笑)。
 この画像は、「薔薇族」138号(1984<昭和59>年7月 第二書房刊)の中の、「昭和20年代にすでに男のヌードは撮られていた!」と題されて掲載されている円谷の写真10点(すべてモノクロ)の中の一枚だ。「故円谷順一・撮影」と記されている。(ちなみに、「薔薇族」の中で、円谷順一の名が最初に記されたのは、円谷の死から8年ほど後の、82号(1979<昭和54>年11月号)の目次の「写真リバイバルガイ・夏の記憶=円谷順一」が最初のようだ)
 左上段の誌面に書かれた文章によると(画像では読みにくいが)、この腰を落としている彼は、「お助けおじさん」と呼ばれていたという。誌面に、「カメラマンの友人」とあるが、私は最初のうち、円谷の友人であるこの「お助けおじさん」の職業が、円谷同様カメラマンだと捉えていた。しかし、今年(2010年)5月の藤田竜氏との電話の中で、藤田氏は「カメラマン」は円谷を指し、友人の職業は不明だと伝えてくれた。画像
右手の画像は、所蔵する円谷のネガ・フィルムをフィルムスキャナーに入れたものだが、フィルムのケースに二人のモデル名(姓)とともに、撮影日時が(昭和)44.12.4(円谷の死の2年強前になる)と書かれている。
 この画像の中の尺八をしている人物は、左上段の腰を落としている彼とまず間違いなく同一人物だろう。当然ながら左上段の方がずっと若々しいが。右手の画像以外にも、この人物が別の何人もの男たちと交合している写真が数多くあり、彼が「お助けおじさん」だろうと私は判断した。(他に該当する人物が見当たらないことからも)
ちなみに、彼を撮ったもので、撮影年月日が記されているのはこのフィルムケースだけだ。更に、彼だけを単独で撮った写真は見当たらない。(少なくとも現時点では)
いずれにしても、彼は円谷にとって気軽にモデルを頼める、長年にわたる年下の親しい大事な友人だったのだろう。
 右手の画像の中の彼は何歳ぐらいだろうか。大雑把だが、私には30代の後半位に見える。仮に37歳だとしてみる。昭和44年の時点で37歳だから2010年の現在では78歳ということになる。(生存されていることを強く願いたい)
一方、左上段の画像は昭和20年代ということだが、もう少し限定できるだろうか。円谷は果たしていつから男のヌード写真を撮り始めたのだろう。確かなことは分からない。(その2)で触れた「薔薇族」3号(1971<昭和46>年11月刊)にある甲斐久(仁科勝)の文章の「17年間に・・・」や、同誌86号(1980<昭和55>年3月刊)に載る「男性ヌード・カメラマン座談会」の波賀九郎(1920〜2002)(「アートに欲情しよう!(その7)波賀九郎の巻」参照)の発言の、大阪で円谷と波賀が互いに相手の写真を見たのが「戦後五、六年・・・」などから推測すると、大まかだが、昭和20年代の後半から撮り始めたと思われる。これらからすると、左上段の中の彼(「お助けおじさん」という呼称はこの写真の時点より後に付けられたのではないか)(笑)は、おおよそ20代の前半だと考えられるが、どうだろうか。

 右手の画像の中で、若者の男根の一部が見えるが、あえて修整することなくそのまま載せた。円谷の写真のあるがままを知ってほしいこと、更に「アドニス」「同好」「薔薇」の中の円谷順一でも同じ趣旨のことを書いたが、円谷の死後40年近く経ち(この写真は41年前)、貴重な文化遺産としての視点からも捉えてほしいという私の思いからだ。円谷もそれを望むのではないかと思う。了解いただけたらうれしいところだ。
 では、今回はこの辺で。
                            (2010.11.29)

 

  

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コメント(4件)

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右下の写真は白黒なので妙に性欲が湧いて来るが現在の私では自慰はしない。しかし
40年前の私だったらこの写真で20回は自慰をした。
男体すきお
2013/02/15 16:09
率直なコメントありがとうございます。他の二つのブログへのコメントも含め、経験の厚みを感じます。できたら私のメールにもお便りください。
荻崎正広
2013/02/16 11:43
ごめんなさい、私はプロバイダーがヤフーなので荻崎さんへのメールの出し方が分かりません。私は円谷順一さんを当時知らなかったし、風俗奇譚を親に見つかると困るので買ってから順次燃していたので手許にありません。
男体すきお
2013/02/18 14:04
男体すきお様
コメントありがとうございます。
私へのメールは、私のホーム・ページ「荻崎正広コレクション ゲイ・アートの家」を見ていただくと載せてありますので、そこから送ることができます。
できましたら、よろしくお願いします。
荻崎正広
2013/02/18 23:35

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