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zoom RSS 自由民主党の「日本国憲法改正草案」批判とエロス(色情)

<<   作成日時 : 2013/02/02 01:30   >>

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 画像自由民主党の「日本国憲法改正草案」(平成24年4月27日 決定)と「日本国憲法改正草案 Q&A」を読んだ。ことに後者の「・・・草案Q&A」は大部でインターネット上のページをプリントするのにもかなりの時間を要した。
 (前文)も含め、全体を通してまず感じたのは、国家が前面に出て、憲法によって国民を枠の中に入れそれに従わせようという意図と構造になっていると思える点だ。
例えば「国民の権利及び義務」(改正草案第3章)に関連して、「人権規定も、我が国の歴史、文化、伝統を踏まえたものであることも必要だと考えます。現行憲法の規定の中には、西欧の天賦人権説に基づいて規定されていると思われるものが散見されることから、こうした規定は改める必要があると考えました」(・・・草案Q&A P.14 P.3にも同趣旨の記述がある)という箇所を取り上げてみたい。
 例えば、「世界人権宣言」の第一条には「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である・・・」とあるが、この規定は草案に言う天賦人権説に寄ると考えられるだろう。「世界人権宣言」は国際連合で承認されている。ということは、改正草案は、端的に反世界人権宣言、反国際連合ということになるだろう。
 画像日本の歴史や文化、伝統には私個人は強い愛着と関心があるが(取り分け文学や美術には)、これらを日本人の自由や権利や尊厳を後ろ向き、復古的に規制し縛ろうとする論拠に用いるのではなく、逆に、より広げ揺るぎないものにする方向でこそ生かすべきではないかと私(荻崎)は考える。今回の改正草案からは、大日本帝国憲法(明治憲法)への郷愁の念が伝わってくる。
総体的に、現行憲法と方向が正反対なのではないだろうか。やや誇張すれば、自由民主党という党名を反自由民主党と変えた方がふさわしいのではとすら思われる。
 又、現行憲法の第九十七条「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年に渡る自由獲得の努力の成果であって、これらの権利は、過去幾多の試練に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである」という重要な規定が、改正草案ではばっさり削除され、しかも削除したことに対し「・・・草案Q&A」では何も触れられていない。これも改正草案の根本を流れる考え方に沿ったものだろう。
 更に触れると、改正草案の第三章 「国民の権利及び義務」の中の(国民の責務)第十二条は次のようになっている。「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力により、保持されなければならない。国民は、これを濫用してはならず、自由及び権利には責任及び義務が伴うことを自覚し、常に公益及び公の秩序に反してはならない」
 最初の条文は基本的に現行憲法と同じだ。問題は次の条文、中でも「常に公益及び公の秩序に反してはならない」の部分だろう。既に多くの人々が指摘しているだろうが、現行憲法の「常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ」とは際立った違いがある。「・・・草案Q&A」でも指摘しているが、現行憲法で言う「公共の福祉」の意味が曖昧で分かりにくいという点は私も同感だ。ただ、「公共の福祉」には国家の側がこの条文によって国民を取り締まろうという意図がほとんど感じられないのに対し、取り分け「公の秩序に反してはならない」には、国家がこの条文を楯に、国民の権利を取り締まると言った感が濃く伝わってくる。「・・・草案Q&A」の「答え」では一応否定しているものの、公の秩序違反という名目で、その時点の国家権力の側から見て不都合だと考えられるものを排除することに用いるのではという危惧を抱かざるを得ない。
 上記以外の問題点も指摘しよう。天皇、国旗と国歌、国防軍、緊急事態、憲法改正など、現行憲法の規定にはないものが数多く設けられ、どれに対しても私はさまざまな危惧の念を覚える。
 例えば天皇について。現行憲法では日本国の象徴となっているが、改正草案では、象徴という言葉も用いられているものの、日本国の元首に変わっている。本論旨からはやや逸れるが、元首と位置付けられることは天皇自身望まないのではと私は推察する。更に逸れるが、しばらく前、韓国の李明博(イ・ミョンバク)前大統領が、天皇が韓国を訪問するのなら、過去の日本が為したことに対して謝罪すべきだと発言し物議をかもしたことがあった。(正確さに欠けていたら容赦を)。
李前大統領の発言の背景などは別としても、朝鮮半島の人々に対して、植民地支配など日本のなした過去の歴史的な事柄を、叶うなら、天皇自身誰よりも強く謝罪したいと願っているのではと私は思う。
 話を戻そう。現行憲法の第三条には「天皇の国事に関するすべての行為には、内閣の助言と承認を必要とし、内閣が、その責任を負ふ」とあるのに対し、改正草案第六条の4では、「・・・内閣の進言を必要とし・・・」となっている。進言ということは、場合によっては天皇が拒否することもできるということだろうか。
 又、改正草案 (憲法尊重擁護義務)の第百二条では、現行憲法とは異なり、憲法を尊重し擁護する中から、天皇は省かれている。しかも「・・・草案Q&A」ではそのことに関して何も触れていない。天皇は超憲法的な存在と位置づけられているのだろうか。この辺りにも、大日本帝国憲法(明治憲法)への郷愁を私は感じる。

 
自民党の憲法改正草案に対し私が危惧する点を幾つか述べてきた。万一この草案が様々な経過を経て、憲法として実施される事態を想定してみる。言うまでもなく私はそういう現実は望まず、心は暗くなる。ただ、仮に一ないし二政党がそう判断し、その時点の国民の多数がそれを支持し実現したとしても、大きな視野で捉えるとそれは一時的な現象であり、地上のどこの国に住む人間であれ、より自由になり、平等になり、より尊厳が高まっていくという人類の歴史の大きな流れを変えることはできないという確信が私にはある。そういう意味では私は楽観的だ。耐えがたい状況を耐え忍ばなくてはならないにしても。そういう時代が少しでも短く、少しでも早く過ぎ去ることを願っているが。
 やや視点が変わるが、日本人は総体として、なかでも太平洋戦争とそれに至る過去の日本の歴史と真正面から向き合う力と勇気がないのではと思うことが私にはある。おまえはそれを正確につかんで向き合っているのかと問われれば、さほど自信がある訳ではないものの、言わば私の直感だ。
 過去の歴史と真正面から向き合わないと、同じことを再び繰り返してしまうのではないか・・・。完全に同じことを繰り返すのは有り得ないにしても。そうなってから気づくのでは、余りに犠牲が大きすぎるのではと私は危惧する。

 視点をがらりと変えよう。本ブログのタイトルの後半とも関わってくる。ここは私の気分もやや解放される(笑)。
私には本改正草案を提出しようとしている自由民主党の男性議員の中にも、性的な欲望(色情)を覚える者が、ごく少数だがいる。もっとも、テレビや新聞の画像などを通して知っているだけなので、仮に実物の議員を目にした時にも同じ欲望を覚えるかどうか断言はできないものの、好ましく思う確率の方が大きいのではと思う。
 ちなみに、今私の念頭にある議員は、改正草案や草案Q&Aの末尾に載って
いる憲法改正推進本部(起草委員会も含む)の人名の中には入っていない。ただ、これら本部の人名の中で、私が画像を通してであれ知っている者はやはりごく限られているので、顔を知った時、もしかすると惹かれる議員がいるかもしれないが。
 私の妄念が動き始める・・・。私の念頭にある議員が議会を終えて、私と議員の二人しか知らない部屋に帰ってくる。「疲れたぞ」と言って、議員はがっしりとした体を椅子に落とす。私は素早く跪(ひざまず)き、議員から手早くズボンと下着を脱ぎ取るや、太々とした男根を奥深く頬張る。
「よし、いい口だ。疲れを取るにはおまえの舌と口が一番だ」そう言って、議員は私の頭をぐいと押し付ける。
「野党の連中ときたら、いつまでたっても何も分からないぼんくらばかりだ。自分たち日本人の手で憲法を作り直す。日本を立て直し、強くしなければ、外国からも侮(あなど)られるだけだ。自由がどうだ、憲法九条がなんだなんてほざいていると、日本はずるずる駄目になる」
議員はそう言いながら、自分の手で両の太ももを持ち上げ、尻を突き出す。待ち受けていた私は両手で思い切り両の尻たぶを開き、ぴたりと芯に吸いつく。応えられない旨さだ。
「おまえは野党の肩を持っているが、それはいいさ。おまえが俺の好い道具であることに変わりはないからな。おまえは俺に惚れきって、心(しん)から俺の道具に成りきっている。おまえの代わりを見つけることは、この俺にだってそう簡単ではない。しっかり仕えろ。長く使ってやるぞ」
「はい」と短く言って、私は真下から議員の目を真っすぐ見つめる。議員はうなずく。この議員に心底仕えられる歓びが、私の総身を何重にも包み上げ、束の間であれ、私を取り巻く他の様々な現実が一斉に遠ざかる・・・。

 
 ある人物の例えば政治的な考え方が、その本人の男っぽさや剛直さなどと結び付くとき、もともと惹かれるその人物への欲情を一層掻き立てることがある、と私は感じる。日本の場合、ことに明治以降の歴史の中で、左派(左翼)より右派(右翼)的な考え方のほうが、幻想も含め、そうした情感をより掻き立てやすいという背景があるかもしれない。単に私の思い込みに過ぎないかもしれないが。
 ちなみに、三島由紀夫(1925〜1970)の最後の小説『豊饒の海』(全四巻)の中で、私が最も濃く色情を覚える人物は、第二巻『奔馬』に登場する堀陸軍歩兵中尉だ。ともに右翼思想に傾倒しているが、『奔馬』の主役飯沼勲のように直情径行ではなく、相応の年齢だという面もあるだろうが、世間智や打算、現世への意欲などの陰翳が、堀中尉の保持する色情をより深く濃くするように働いていると私には感じられる。
ついでに言い添えると、私が二番目に色情を覚えるのは、第一巻『春の雪』にほんの少しだけ姿を見せる召使の男だ。彼は「終南別業」という松枝(まつがえ)家の鎌倉にある別荘(現在の鎌倉文学館がそのモデル)で働いているが、思想的背景など何ら言及されていない。彼からは質朴さ(容姿、性格などたたずまい全体)の持つ渋さや色っぽさが伝わってくる。
更に付け加えたい。男に対する色情的な好みという面では、私は断然日本人の男に一番強く惹かれる。そういう点では私は国粋主義者(!)だろう。近隣のおもに東アジアの人々にも惹かれることはあるが、日本人に近い顔立ちという面で惹かれるのがほとんどのようだ。顔形、体形、肌合いそのほか私には日本人の男が最上だ。無論、私の好みの限られた男たちだが・・・(笑)。

 更に視点を変えよう。昨秋行われたアメリカの大統領選挙で、南部の州では唯一だったか、フロリダ州を民主党のオバマ氏が僅差で制した。資料に基づいてというより、これも言わば私の直感だが、同性愛者など性的マイノリティの票が大きな決め手になったのではと思う。他の南部の州より多くの同性愛者たちが住んでいるのだろう。南部以外の民主党が勝利した州でも、同性愛者たちや賛同する人々の票が相当な役割を果たしたのではないか。
オバマ大統領は二期目の就任演説(2013.1.21)の中で、「我々の旅路は、ゲイ(同性愛)の兄弟や姉妹が法の下で他の誰とも同じように扱われるようになるまで終わらない。なぜなら、われわれが本当に生まれながらにして平等ならば、互いへの愛も平等でなければならないからだ」と述べた。画期的で、私は強い共感を覚える。大統領自身、今回の当選には、ゲイの人々の投票行動が大きな位置を占めていることをよく理解していて、それに対する返礼という側面もあったのではと私は思う。
敗れた共和党の側も、このまま反同性愛の姿勢を取り続けると、この先大統領選挙での勝利はおぼつかないとじわじわ認識しつつあるのではと思う。
一方、これは漫画家の田亀源五郎氏のブログ(2012.12.11)で知ったのだが、松山市のNPOレインボープライド愛媛が、昨年12月16日の衆議院議員選挙の前に各政党へのアンケートを行った。その中で、人権問題として同性愛者や性同一性障害者らの性的少数者について取り組んでいくことをどう思うかについて、自民党のみ、人権問題として取り組まなくてよい、の項目を選んでいる。
また、性的少数者の人権を守る施策の必要性については、自民党のみ、性同一性障害者への施策は必要だが、同性愛者へは必要がない、の項目を選んでいる。
外の質問と回答は割愛するが、これら二例からも、上記のオバマ大統領の考え方とは正反対で、自民党は同性愛者に対してあからさまに冷淡で後ろ向きだ。確かに現時点では日本の同性愛者は、残念ながら、質、量ともにアメリカの同性愛者のような力を持っていないだろう。
しかし、そう遠くない将来、日本においても、同性愛者を侮(あなど)り冷視する政党は、到底政権を担うことはできなくなる時代が来ると私は確信している。

現憲法が変えられようとしている今のこの時点で書かなければ、後の世代の人々から、なぜあの時あなたは反対しなかったのかと問い糺(ただ)されるだろう、
私自身なぜあの時反対の意思を表明しなかったのかと自分を責めることになるだろうと思い、自分を奮い立たせて何とか書き終えた。
 すっかり長くなってしまい、通常の場合なら何回かに分けて載せるところだろうが、中味の性格からいって一度に読んでもらった方がと考え、一度に載せることにした。読んでいただいた方には負担を強いることになってしまったと思う。
どんな感想を持つかは別にして、お読みいただいた総ての方に深く感謝します。
(2013.2.2)

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