アートに欲情しよう!(拾遺)

(その12) 弾人(だんと)の巻の補遺
画像もう7年以上前になるが、当ブログ「アートに欲情しよう! (その12)弾人の巻」で、漫画家 弾人(だんと)が「薔薇族」(第二書房刊)に、2001年から2004年にかけて掲載した全27作品の一覧を載せた。
今年(2018年)5月、「焦者」氏から、薔薇族2001年9月号に、この一覧には載っていない「嗅ぐ男」という作品が掲載されていることを教えていただいた。
(当ブログ「男の尻の果ての、この世の果ての、更に向こう (その3)(最終回) ひしひし舐めた果てに、とろりと、越える」のコメント欄を参照してください)
この号は、私(荻崎)は所持していなかったので、教えていただいてから数日後、国会図書館に行き、コピーした。(本作の地は無地の肌色だったが、料金も考えて、白黒でコピーした)(!)
本作は、「嗅ぐ男」というタイトルが表しているように、嗅(か)ぐこと((嗅覚)(きゅうかく)や匂い)が関わった内容になっている。主人公の男(会社員)は、取り分け、男たちの脇の下などの汗の匂いに欲情を掻き立てられるという設定だ。通勤電車内や駅のトイレの中が作品の舞台になっている。
左上段の画像は、主人公が清掃員の男と駅のトイレの個室の中で、思いを遂げる場面だ。作品全体を通し、主人公の欲望の有り様(よう)が、端的に、率直に描かれていて、共感を覚える。
「脇の下・・・あんたの匂い・・・嗅がせてほしい!・・・ああ!この匂い!!あんたの匂い・・・さがしてた匂いだ・・・これだよ これ!いちばん好きな匂いだよっ!」などのせりふがある。(画像の中のせりふは、文字が小さいこともあり、読みにくいかもしれませんが、参考にしてください)

 本作が匂いに関わっていることに触発されて、弾人作品全体の中で、こうした事柄が扱われている作が他(ほか)にもあるかどうか、改めて、他の27作品を久し振りに再読した。そうした側面に特に注目して、私がこれまで弾人作品を読んだことは、多分なかった気がする。
(下欄に「嗅ぐ男」も含めた、新たな弾人作品一覧を載せたので、参照してください。上記当ブログ(その12)「弾人の巻」で載せた作品番号の4以下が一つずつ繰り下がっています)

《弾人作品一覧》(掲載誌はすべて「薔薇族」)

1・・・「残業痴態」             340号(2001<平成13>年5月号)
2・・・「銭湯欲情」             341号(2001年6月号)
3・・・「見られてる!」          342号(2001年7月号)
4・・・「嗅ぐ男」            344号(2001年9月号)
5・・・「指人狂(ゆびにんきょう)」       346号(2001年11月号)
6・・・「手淫口淫(てみだらくちみだら)」    347号(2001年12月号)
7・・・「連穴乱奴(れんけつらんど)」        348号(2002<平成14>年1月号)
8・・・「晒し者(さらしもの)」          349号(2002年2月号)
9・・・「夜泣き竿(よなきざお)」          350号(2002年3月号)
10・・・「乱恥奇!バイブ遊戯」          352号(2002年5月号)
11・・・「魔羅探り穴探り(まらさぐりあなさぐり)」  354号(2002年7月号)
12・・・「独り焦らし(ひとりじらし)」       356号(2002年9月号)
13・・・「舌這わせ(したはわせ)」        358号(2002年11月号)
14・・・「疼くところに手が届く」         359号(2002年12月号)
15・・・「男体虜肛(だんたいりょこう)」     361号(2003<平成15>年2月号)
16・・・「戯兄弟(ぎきょうだい)(其の一)」    363号(2003年4月号)
17・・・「戯兄弟(ぎきょうだい)(其の二)」    365号(2003年6月号)
18・・・「戯兄弟(ぎきょうだい)(其の三)」    366号(2003年7月号)
19・・・「戯兄弟(ぎきょうだい)(其の四)」   367号(2003年8月号)
20・・・「戯兄弟(ぎきょうだい)(其の五)」    369号(2003年10月号)
21・・・「戯兄弟(ぎきょうだい)(其の六)」     370号(2003年11月号)
22・・・「戯兄弟(ぎきょうだい)(其の七)」     371号(2003年12月号)
23・・・「突貫!工児(とっかんこうじ)」     373号(2004<平成16>年2月号)
24・・・「男・咲乱(おとこ・さくらん)」     375号(2004年4月号)
25・・・「裸専階段(らせんかいだん)」     377号(2004年6月号)
26・・・「裸証文(らしょうもん)」     378号(2004年7月号)
27・・・「男吠え(おとこぼえ)」     380号(2004年9月号)
28・・・「男汁祭り(だんじるまつり)」     381号(2004年10月号)

改めて読んだところ、「嗅ぐ男」以外には、次の三作品が、匂いに関わりがあるようだ。(全体的には、28作中で4作、14%強。特に多いとも、逆に少ないとも、言えないのかどうか)
13・・・「舌這わせ(したはわせ)」    
14・・・「疼くところに手が届く」        
25・・・「裸専階段(らせんかいだん)」 
  
画像左二段目の画像は、作品13の中の一場面。「ああ・・・源ちゃんの体・・・汗・・・ポマードの臭い・・・」
主人公が、少年の頃に交合した「源一おじさん」の匂いの記憶とともに、彼との過去を思い起こす場面。








画像左三段目の画像は、作品14の一場面。「ああ・・・やっぱり 大工さんの臭いはたまんねえなあ・・・」などのせりふがある。便利屋の若者が、けがをした大工の男と交合する場面だ。画像として載せてはいないが、他の場面には、「そうかあ・・・気持ちイイんだ チンポしゃぶられて でも・・・少し汗臭いスよ 無理もないか・・・こんな体じゃ 風呂も入れなかったでしょうしね」などのせりふもある。





画像左四段目の画像は、作品25の一場面。「小便臭えチンポ 大好物でな」というせりふがある。会社員の男(主人公)が、その会社に近いハッテン場風な場所(彼は知らなかった)にいた若い男と交合する場面。








画像左五段目の画像は、四段目と同じ作品25の一場面だ。匂いに関わるせりふは特には使われていないが、会社員の男の尻(左上の尻は、丸みがやや強調され過ぎた感があるが・・・。この量感で全体的にもう少し四角ぽければ、私には更に理想的だが)と、取り分け一番下右の彼の顔が私のぴたり好みなので載せた(!)。男ぽく、しかもかわいげと愛嬌がある。
上記 「(その12)弾人の巻」の一番最初の画像には、同じこの会社員の尻(横向き)が更に大きくエロく描かれている。ともあれ、彼は顔も尻も、まず申し分なく私の好み中の好みの男の一人だということが、今回改めて分かった(!)。
作品の筋(すじ)自体は、割りにシンプルであっさりしている分、作者は主役の男の顔や尻などにじっくり筆力を注ぐことができたのかもしれない・・・。

上記「嗅ぐ男」を読んだことがきっかけになり、匂いや嗅覚(きゅうかく)が、私自身の長い歳月に渡る男たちとの交合の中で、どのような働きや作用をしてきたのか、大雑把ながら、改めて考えてみた。
私ははるか昔の十代の頃から、自分は、やや極端なくらい、視覚型の人間だと考えてきた。目で見た、捉えた、人や物の形、色合い,印象、関係などから圧倒的に多くの影響や情報、判断、認識などを得てきたと思う。
逆に捉えると、ものの匂いなどの嗅覚や、音声などの聴覚に対しては(「言葉」については別にして)、さほど敏感ではなく、視覚的なものほどは関心が持てないとずっと考えてきた。
ただ、現に男たちと交合している中で、様々な「匂い」が関わったり、それが記憶に残ったりすることは、決して少なくはないと改めて思う。視覚的に捉えたものを補ったり、味わいや奥行きをより濃くしたり深めたりなどの働きもしているのではと感じる。
視点がややそれるが、肌触りや舌触りなどの触覚や味覚は、とりわけ男たちとの交合のさなか、時には視覚に匹敵し、場合によっては、それを越えるほどの大きな役目を果たすこともあると私は感じる。

ともあれ、私自身高齢の度をますます加えていく中で、一回一回のかけがえのない男たちの交合(情交)に際して、視覚以外の、匂い、音声、肌触りや舌触りなどにも、今まで以上に感覚を鋭利にしようと、改めて思う。(時には、相手や状況次第では(!)、そうした五感のいくつかをのんびり休めることも含め・・・)

 ちなみに、上記「アートに欲情しよう! (その12)弾人の巻」のコメント欄にも、以前、記したが、弾人と竹本小太郎氏が同一人物であることは、私自身了解している。竹本小太郎氏の名による幾つかの作品を、かつて確か同じ「薔薇族」誌上で読んだ記憶がある。
しっとりした情感が作品全体に流れているという印象は持ったものの、正直、弾人作品のように惹(ひ)かれることはなかった。
仮に今改めて読んだ時、どんな印象(感想)を持つかは不明だが・・・。

また、上記28作品以外の弾人作品を知っている方がいましたら、お知らせいただけたらうれしく思います。

(2018.8.8)(台風が近づく中で)






































 

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この記事へのコメント

匿名
2018年08月09日 01:19
今度荻崎さんを嗅いでみたい…
荻崎正広
2018年08月10日 00:27
匿名様
コメントありがとうございます。
ただ、私は嗅ぎ甲斐のない奴(やつ)です。
焦者
2018年09月10日 20:12
こんにちは。以前嗅ぐ男の掲載情報をコメントしたものです。まさか7年ぶりに弾人氏の記事を書いて頂けるとは・・臭いという一つのテーマに絞った記事楽しく拝見いたしました。以前までは中古雑誌をネットで探して購入しながら読んでいたのですが2002年後半以降の物が見つからず悶々としていた所先日国会図書館の遠隔複写サービスを使えば現地に行かなくてもコピーを有料で取り寄せることができると知り試験的に読めていない作品の一部(戯兄弟全編)の複写を申し込んだところ無事郵送されてきて全編読むことができました。詳しいページなどが分からなくても掲載号と作者名とタイトルだけ分かれば複写してもらえるみたいで今回の記事新調された荻崎様のリストが再び役立ちました。重ねて感謝を申し上げます。読んでいない残りの作品(今回紹介された裸専階段と疼く所に手が届くも含む)の複写も注文したので到着するまで楽しみに待ちたいです。
荻崎正広
2018年09月12日 01:22
焦者様
ページがわからなくても複写ができるのは、助かりますね。
読んだ作品の感想などもお聞かせください。

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