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荻崎正広World
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私設美術館 「荻崎正広コレクション ゲイ・アートの家」を運営している荻崎正広(おぎざき・まさひろ)のブログです。

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私のホームページのバナーについて
私のホームページのバナーについて 私(荻崎正広)のホームページのLink欄の最後に、「ゲイ・アートの家」のバナーを置いているのですが、パソコンを新しくした関係で、更新の仕方がまだよくわからず、操作を間違えて、東風(こち)氏が撮った尻の写真が置かれています(!)。 (今は、円谷順一の写真になっています。10月1日の時点で) 修正するまで、しばらくお待ちください。(四苦八苦しているところです)(!) (この他にも、リンクしているHPの幾つかのバナーが表示されていません) 正しいバナーは下に置いたものです。 ...続きを見る

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2017/09/30 00:20
(中編小説) 陶酔する水流の歳月
(第17回) (最終回)  川は右手に流れている。しばらく聞かなかった瀬音が思いの外(ほか)快い。「俺に向かって流れているつもりか」と、とがめる響きを持たない声が立つ。半分は予期していた。何も考えていなかった気もする。水の冷えが後押ししてくれることもありそうだ。誰に向かって流れていたのか、何十年というもの流れ続けた果てに、誰かいたのか。流れ続けたから、香芝も浜坂もいなくなったのか、それとも流れることを怠ったからか。生きていれば、どちらかに流れ着く、そう居直ったってかまわなかった。放っておけば、... ...続きを見る

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2017/08/05 12:46
(中編小説) 陶酔する水流の歳月
(第16回)  牧島は新たな流れの前に立つ。「会えるかと思って、いつもより早く来た」と牧島が言う。「一度出したから・・・。朝から来ていた。もう帰る」と男は言う。さっき、「久し振りですね」と言って、立って軀を拭いていた男の尻に手を置いた。一ヵ月振りに来たが、この男の軀に有り付くのはまたしても先送りだ。一度だけまずまず味わってからもうだいぶ経つ。拒むのと受け入れるのが混ざり合っているものの、今のところ拒むほうが優勢だ。  他(ほか)の日他の所で、もう少し遅い時間に一度... ...続きを見る

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2017/08/03 17:08
(中編小説) 陶酔する水流の歳月
(第15回)  坂を下(くだ)って行った。なだらかな坂だった。もう何度も下ったことがあった。下った先に名の知れた池があることも無論分かっている。歩を運ぶごとに心地よさを覚える坂だった。歩きながら、そのつどどこか過去へ下っていくふうな、逆に未来へ降りていくふうな味わいも覚えたりする。というより、この現在の只中(ただなか)の、より奥へ更にもう一歩深部へと入っていく感覚だったか。ただ、一歩また一歩奥や深部に入るほど現在の様相が色濃く感じられるというのとは逆に、茫とぼやけ肝心の現在自体からふっと放り出... ...続きを見る

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2017/08/02 13:25
(中編小説) 陶酔する水流の歳月
(第14回)  外は十一月の雨が降っていた。十五年前、雨が降り、十五年先、雨が降る。三十五年先にも雨は降るか。そのたびに、なけなしの旨みととろみに有り付きながら、雨に見入っている牧島が見える。  また歩いていた。歩くしか能がないふうだった。川になって流れてもよかった。流れ続け、染み入ることができるなら、どこへでも流れていけばいい。川になって染み入り、蕩かし、蕩かされる。流れ続ければ、それが叶うと一時(いっとき)感じられた。それでよかったのか。  男の肌を貪(むさぼ)ることが増えるごとに、秋... ...続きを見る

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2017/07/31 16:12
(中編小説) 陶酔する水流の歳月
(第13回)  公園に来た。石の敷き詰められた川に水は流れていなかった。一ヵ月ほど前に来た時は雨が降っていた。雨だから水を流していないのかと始めは思ったが、石の柱が立つ東屋(あずまや)風の休憩所に掛けられた掲示に気づいた。雨のせいではなく、水を流す期間から外(はず)れていたためだった。この日も掲示どおり水は流れていない。滝の水も落ちていない。だいぶ前になるが、最初に訪れた日は、運よく水の流れる期間に属していた。  水が無く動きと潤いに欠ける分、木々と石組に思いを向ければよかった。十一月も半ば... ...続きを見る

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2017/07/29 01:48
(中編小説) 陶酔する水流の歳月
(第12回)  鉢の内側の底に、雪の紋が放射状に焼き付けられていた。雪は薄い灰色に見えた。ただ、一番底の芯の部分は空白だ。鉢の中ほどあたりの、底とは形の異なる濃い灰色の雪の紋は、内側を一周している。内側の底の空白の芯に横たわる香芝の真裸に臆せず近づいていくと、雪がいっせいに牧島に向かって吹き始めた。一歩近づくごとに、吹き募った。吹雪になった。吹雪は香芝の軀の真っ芯から吹き起っていた。牧島は吹雪の源に手を伸ばした。香芝の肌に届いたのか、届かなかったのか。肌に手を這わせようと、臆すこ... ...続きを見る

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2017/07/24 23:38

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