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zoom RSS 不思議で仕方がない・・・。

<<   作成日時 : 2016/12/27 02:37   >>

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画像安倍晋三首相や菅義偉(すが・よしひで)官房長官などが、国際会議への出発の際や記者会見などの場で、「我が国と普遍的価値を共有する国々と連携して・・・」、「普遍的価値を共有する日米両国は・・・」などの発言(引用が必ずしも正確ではないかもしれませんが)をするのを聞いたり目にするたびに、私(荻崎)は奇異な「えっ」と驚くような念に襲われる。
 自由民主党の『日本国憲法改正草案 Q&A』(平成24年10月発行)(増補版は平成25年10月発行)の「5 国民の権利及び義務」(改正草案第三章)(P.14) (増補版ではP.13)には、「また、権利は、共同体の歴史、伝統、文化の中で徐々に生成されてきたものです。したがって、人権規定も、我が国の歴史、文化、伝統を踏まえたものであることも必要だと考えます。現行憲法の既定の中には、西欧の天賦人権説に基づいて規定されていると思われるものが散見されることから、こうした規定は改める必要があると考えました。
例えば、憲法11条の「基本的人権は、・・・現在及び将来の国民に与へられる」という規定は、「基本的人権は侵すことのできない永久の権利である」と改めました」と記されている。
(見えにくいかもしれませんが、左上段の画像を参照して下さい)
 (基本的)人権は属する共同体や国家などにかかわらず、人間に等しく与えられたものだという考え方(天賦人権説)を否定し、あくまでも日本の歴史や伝統などの枠の中で認められるものだと主張している。
 例えば、中国の首脳が、アメリカなどから人権状況を批判されたりする際、これと同じ考え方で反論する。中国には中国の歴史があるのだ、だから内政干渉するなと。
 恐らく北朝鮮の指導者も、批判されれば同じ主旨の反論をするだろうと思う。
自民党の「憲法改正草案」で言う「国民の権利」は、基本的には中国や北朝鮮などの為政者と同じ考えに基づいたものということになる。それでは、中国や北朝鮮のありようを根本的なところでは批判できないことになるだろう。
 上記改正草案の「侵すことのできない永久の権利」としての基本的人権とは、あくまでも日本の歴史や伝統という枠の中でのそれだということになるだろう。
 安倍首相は、憲法改正推進本部の最高顧問として名を連ねている。菅官房長官は推進本部と起草委員会に名は載っていない。
憲法改正を主張する自民党の首脳部として、二人とも「改正草案Q&A」を読んでいない、内容を把握していないということが有り得るだろうか。まさかとは思うが、冒頭のような発言を繰り返すということは、実際、それらを知らない、それらが頭にないということだろうか・・・。それとも分った上で、意図的、作為的にこのような発言をしているのだろうか・・・。改正草案はそれとして、冒頭の場面などでは、現憲法の枠(わく)の中で発言している、両者を場面場面で適宜使い分けているとでも言うのだろうか。もしそうなら、使い分けられる改正草案とはいったい何なのだろう。
 更にそれとも、「普遍的価値」という言葉を、二人とも私が指摘した事柄とは丸きり別の意味合いで使っているのだろうか。万一そうだとしたら、二人はどのような意味合いでこれらの言葉を使っているのだろう。「普遍的価値」という言葉が、私が指摘したのとはまったく別の意味合いになるとは、少なくとも今の私には考えが及ばないのだが・・・。
 
 不思議で仕方がないことのもう一つは、上述したような事柄を、例えば記者会見などの場で、なぜ記者たちは指摘しないのだろう。テレビや新聞、雑誌その他の言論の場で、なぜ言論人たち、解説者たちはこのことに言及しないのだろう。
 更に、国会の場などで、ことに野党の政治家は、なぜ取り上げて追求しないのだろう。
それとも私の見聞の範囲がごく限られているせいで、何人もの人たちが疾(と)うに指摘し発言していることを、ただ私が知らないだけのことだろうか。それは無論充分有り得ることだが。
 ただ、疾うに指摘されているのなら、なぜそれらをあえて無視するごとく、意に介さないごとく、安倍氏や菅氏は同じ発言を繰り返すことができるのだろう・・・。
 
 ともあれ、私の乏しい限られた判断力、思考力では、不思議で仕方がないと嘆じるのが関の山だ。
 こんなことは不思議でも何でもない、ただおまえが途方もなく無知なだけだという声が、どこからか執拗に伝わってくるのを聞き流しながら・・・。

私が四年弱以前に書いた、『自由民主党の「日本国憲法改正草案」批判とエロス(色情)』も参照していただけたら幸いです。

2016年の最後のブログになりました。当ブログ(荻崎正広World)をお読みいただいた方々へ感謝を込めて。

(2016.12.27)

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